レロ夫の飼育箱

レロ夫の、自分による、自分のための飼育日記ブログ。為になることは、何ひとつとして書かれていない。

今年が寿命のウキゴリ。越えろ3年の壁!【祝2年】

どうも。レロ夫です。^^ノ


我が家には、ハゼの仲間のウキゴリという種類のお魚ちゃんがいます。名前は、ラッキー君。

2021年5月にハニーがクソ浅い小川で捕まえ来た子達のうちのひとりです。


ラッキー君と同じ日にお迎えした、ユッキーとウッキーは自分が未熟なせいで早くに死なせてしまったことは今でも悔しいですが、ラッキー君をここまで大きく育てることができたことで多少なり自信がつきました。


今回は、お迎えから2年の間にどのくらいラッキー君が大きくなったのかと、大きく成長することによって今まで当たり前だったことがそうじゃなくなったことを動画にまとめました。


 
今年が寿命のウキゴリ。越えろ3年の壁!【祝2年】


小魚って、淡水・海水問わずに透き通ってる子が多いですよね。

捕食者から見つかりにくいように…という理由からかなと思っていたけども、単純に小さくて細胞の数が少なくって向こう側が透けているみたいです。(笑)


ラッキー君も、元々は透き通った身体をしていたのですが成長と共に模様が濃くなって、見えていたものが見えなくなってきました。

見えなくなったもののなかには、脳、エラ、内臓…といろいろあるけれども、一番分かりやすかったのは クリクリおめめから脳へと繋がる視神経!

視神経が見えていた時と見えなくなった時の違いをどうぞご覧ください!


「ウキゴリ 寿命」で検索すると、2〜3年と書いてある記事がほとんどです。だけども、なかには5年も7年も育てたという方が居られるので、自分もラッキー君と寿命の壁を乗り越えたいです。


ラッキー君をお迎えしてから3年目。ラッキー君が生まれ落ちてから…を数えると、残された時間はあと数ヶ月しかないかもしれませんが、悔いのないよう楽しんでいくんだぜ!^^ノ


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【極悪飼い主】陣痛中の亀で遊ぶ

どうも。レロ夫です。^^ノ

我が家には、レロ夫の指をこよなく愛してやまないクサガメの女の子がいます。名前は、んがめ姐さん。


普段はレロ夫の指が大好物な んがめ姐さんですが、産卵期に入ると、日によって指に対して関心を無くしたりします。

指に対して関心がない日はご飯も食べてくれないので、ご飯を水に入れる前に食べるか食べないかがなんとなく分かるので助かります。(笑)


今回の動画は、2023年の産卵期中に陣痛で苦しいのか口を半開きにしている んがめ姐さんを編集で遊ぶ…という内容です。



【極悪飼い主】陣痛中の亀で遊ぶ


今回の んがめ姐さんのCVは、編集アプリに入っているテキスト読み上げというやつを使ってみました。


産卵という、もろに生命に繋がりのある行動を馬鹿にしていると思う方も居られると思いますが、そういうつもりは毛頭ありません。

不安で仕方のない季節を少しでも楽しもうという自分なりに知恵を絞ったやり過ごし方のひとつなので生温かく見守ってあげてください。


2022年の産卵期並みにくちばしを鳴らして苦しんでいたら、流石の自分も口パク編集しようとはならないけれども、今回は前回に比べて「まだ」余裕があるように見えたので悪いと思いながらも ふざけちゃいましたw


6月3日に3個の卵を産んだ んがめ姐さん。

お腹の中にまだ卵の感触があるので、んがめ姐さんの産卵はまだまだこれからみたいです。


余裕がありそう…と言いつつも、動物病院での健康診断時に卵管の老化について先生からお話が何度も出ている子なので、日々の様子をしっかりと観察しながら、少しでも様子が違うようであれば動物病院に受診することも視野に入れながら、2023年の産卵期も無事終えられることを祈るばかりです。


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金魚の赤目化・透明化現象【素人考察】

どうも。レロ夫です。^^ノ

我が家には、まるで宝石のようなキラキラとした赤い目の金魚がいます。名前は、あんか。


2022年3月に、あんかの目の異常についての動画を投稿してから早く1年が経ちました。

この1年間、あんかの目の異常の進行と、それに伴って起きた身体の褪色などから、なぜ、あんかの目の色が見る角度によって色が変わるのかの謎をド素人なりに考えた結果、メラニン形成抑制(チロシナーゼ阻害)遺伝子を持っているのでは?という答えに行きつきました。



金魚の赤目化・透明化現象【素人考察】


このメラニン形成抑制遺伝子は潜性遺伝(旧:劣勢遺伝)なので発現するのはマレなので、情報がとても少ないです。

情報が少ない理由には、稚魚の段階から流通までの間に何度も選別され、その際に奇形と思われる個体は処分されてしまうという金魚ならではの背景もあります。

ちなみに、あんかはヨリナシ(選別ナシ)和金として売られていた子です。

あんかと同じ水槽から迎え入れた他の金魚も背ビレの奇形などの先天的な奇形が見られるので、ヒレ以外の先天的な奇形や異常が現れてもなんらおかしくはないです。


2019年に全遺伝情報解読に成功したキンギョ。

その際に、ヒト疾患である網膜色素変性や骨形成異常などの病気と似た表現をする金魚が存在していることがわかりました。

このことから、金魚の病気の原因や治療法を解明することで、ヒト疾患の治療法確立に役立つのでは?と話題になりましたが、自分としては逆にヒト疾患の治療法や症状の緩和方法を金魚に活かすことができるのでは?と思いました。


ヒト疾患である網膜色素変性は、網膜内のメラニン色素が脱失する病気です。

たいがいの魚の目が黒く見える理由は網膜内のメラニン色素が光を吸収するからなのですが、メラニン色素が失われた状態をビー玉で再現してみたところ、あんかの目と同じような見た目になったことから、あんかの網膜内のメラニン色素が失われていっていることが分かりました。


では、あんかの目はヒト疾患の網膜色素変性と全く同じものかと聞かれると自分はYESとは言えません。

しかし、金魚の「網膜内のメラニン色素が失われるとどう見えるのか」という記事はどれだけ探しても見つからない中、人間の場合の見え方の記事はたくさんあるので、網膜色素変性だけに限らずヒト疾患の症状を知ることは、自分の状態を言語化できない声無き金魚達の現状を知ることができる数少ない方法の一つになり得ると自分は思っています。


動画冒頭で、金魚の赤目化・目の透明化は失明の前兆と言いました。

失明は「明かりを失う」と書きますが、ヒト疾患の網膜色素変性について調べると、「暗い場所で視界が悪くなる」「光が錯乱して眩しく感じる」といった見え方をするようです。

失明と聞くと目を開けていても常に真っ暗で何も見えないイメージですが、メラニン色素が失われることによる失明は、光が吸収されることなく網膜内で反射するので辛いほどの眩しさを感じるもので自分が思っていた失明のイメージとは真逆でした。

あんかの目の異常がヒト疾患の網膜色素変性と同じものであるかは分からないけれども、メラニン色素が失われた際にどう見えるのかはヒトも金魚もそう変わらないと思います。


ちなみに、あんかの身体の色が薄くなっていったことについて、動画内ではメラニン形成抑制(チロシナーゼ阻害)遺伝子によるものでは?と触れていますが、メラニン形成抑制遺伝子によるものだけではないと自分は思っています。


金魚だけに限りませんが、環境の明るさに合わせて体色が変化することが知られています。

底砂が明るい色合いであれば体色は薄く明るく、反対に暗い色合いであれば体色は濃く暗くなります。

これは捕食者から自分の姿を見えづらくするための知恵です。

先程、網膜内のメラニン色素が失われることで光が錯乱して辛いほど眩しく感じるという話をしました。

あんかの身体の色が薄くなった原因は身体のメラニン色素が作られなくなったこともあるかもしれませんが、網膜内のメラニン色素が失われたことで視界が眩しくなり、脳が「底砂だけでなく全体に明るい色の環境に身が置かれている」と勘違いして体色が薄くなったというのも考えられます。


上が あろ。下が あんか。


拡大するとふたりの目の様子が全然違うことが分かる。


話は変わりまして、


動画内のあんかの様子を見ていただいたらわかるかと思いますが、目の異変に気付いた当初と比べてかなり眼球が突出してきています。

金魚の眼球が突出する病気にはポップアイというものがあります。が、目の異常に気付いた当初からあんかの目を側で見てきた身としては、ポップアイとは全くの別物にしか見えないです。


あんかの突出した目を見て頭に浮かんだのは犬猫の「牛眼(緑内障)」です。

先ほどから何度か挙げている、ヒト疾患の網膜色素変性と併発しやすい病気のひとつとして緑内障があります。

あんかの目が赤く見えるようになってから眼球も突出して来たので、そういった面でもヒト疾患の網膜色素変性や緑内障と似ているなと自分は思います。


ちなみに眼球の先端が白く濁っているのはスレ傷によるものです。

あんかを見ているとまだ完全には視力は失われていないようで他の金魚や偽岩にぶつかりそうになるとちゃんとかわせていますが、ガラス面などにどうしても眼球を擦ってしまうようで眼球の先端が傷付いて白く濁っているので、炎症を起こさないよう注意していきます。


元々、浮上性のフレークタイプの人工配合飼料を使っていましたが、目の異常が進行するにつれ視界に上手く入らないようで目の前にあるご飯に気付けない・食べられないことが多くなった あんか。

長年、これが良い!と信じて使い続けて来たものを変えるのには抵抗があったけれども、目が悪くても水槽のガラス面に沿って上の方で口をパクパクすればご飯を食べることができる浮上性の粒状のご飯は、今後完全に あんかの視力が失われてしまったとしても命を繋げられると信じ、ご飯を浮上性の粒状のものに変えました。


今回、あんかの目と同じような状態の正式名称を知り得ることは叶わなかったけれども、なんとなく、あんかの目に起きている異変やその原因を自分なりに考えて納得できたのは自分にとってとても大きな収穫です。



↓左右の目の色が違って見える。


ただ、調べたりする中で、あんかと同じような目の状態の金魚ちゃんや飼い主さんに対して「管理不足による病気のせい」と伝えているのをいくつも目にして、胸に引っかかています。


自分は、あんかの目の異常を潜性遺伝によるものという答えを出しました。

もし本当に遺伝によるものなら、金魚ちゃんが病気じゃないのにも関わらず、必要のない薬浴したり環境を変化させたことが原因で調子を崩したり、最悪亡くしてしまうかもしれない。

赤目化した金魚ちゃんの親御さんについても、愛情をもってきちんとお世話をしていたにも関わらず「管理不足による病気」にさせた飼育者だってレッテルを貼られ、愛する金魚ちゃんを自分が失明に追いやったんだと自分を責め立てるかもしれない。


たしかに金魚の病気のほとんどが管理不足による病気であり、なにか異常が見られた時に疑うのは至極真っ当です。

だけども、「管理不足による病気」ではなく「もしかしたら、遺伝によるものかもしれない」という考えもどこか頭の片隅に置いておいてほしい…と願うレロ夫です。


ま。本当に遺伝によるものかどうなのかはド素人の自分にゃ知り得ないんだけども、当たらずとも遠からずだと思ってるぜ。

とりあえず、完全に信じたり鵜呑みにしたりはしないでくださいな。


レロは学も教養も無いので、専修された方からしたら「何言ってるんだコイツ」と言う部分がたくさんあると思います。その際はコメント欄にて教えていただけると幸いです。


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