【蘇生•火傷•食葬】突然死の原因は自分。救えたはずの命。
2022年6月22日に、ウキゴリのウッキーを殺しました。
もちろん誓って故意ではありませんが、自分が未熟過ぎるあまり判断を間違え、ウッキーを苦しめた挙句死なせてしまいました。
ことの経緯は、いつものように魚達を隔離して水換えをしていたのですが、隔離中に酸欠を起こして失神したのかウッキーが水底に沈んで動かなくなっていました。
ネットで調べた蘇生方法を試し、一時は息を吹き返したものの、自分の指によって火傷した箇所が致命傷となり再び動かなくなっていました。
動画内で、「エラの動きが止まった」「微動だにしない」というように直接的では無い表現を使っているのは、エラが完全に止まっていた状態から短時間であれ蘇生したという奇跡を目の当たりにしたことから、どの時点で「死」なのか分かりかねなかったからです。
ウッキーを蘇生した後の動画があるのは、ウッキーが生還したことが嬉しかったので撮りました。
できることなら、蘇生方法の有効性と酸欠の注意喚起動画の映像として使用したかったです。
エラが止まっている状態や蘇生中の映像が無いのは、育てている子の生き死にに直面している状態でそれどころでは無かったからです。
実際に蘇生している様子を参考にしたくて動画を見に来られた方には申し訳なく思います。
食葬のために焼いた後の写真の中でウッキーが大口を開けているのを嬉しいと動画内で言っていることについて不快に思われた方が居られたら申し訳ないです。
飼育中に見ることの出来なかった姿だったので愛らしく思えた自分の気持ちを嘘偽りなく表現しました。皆さんにとっては、育てていた子の…いわば焼死体でグロテスクに感じるかも知れませんが、自分には生前の姿と重ね合わせるのは容易で、もしウッキーが生きている頃に威嚇したらこんな感じだったのだろうな…と想像すると、やはり「嬉しい」という表現で合っています。
焼く前は口が閉じていたのに、焼いたことで口が開いた理由は、新鮮な魚ほど焼いた時に口が開くという記事を見たので異常ではないようです。
焼いた後の体が反っているのも、熱が通ったことで皮が縮んだために体が反るそうです。
普段の動画ではクサガメやザリガニの名前を紹介しているのに今回の動画で名前を呼んでいないのは、今後クサガメやザリガニの動画を見る際に、悲しい記憶と連結しないための配慮です。
遺骸をクサガメに食べてもらおうと見せているシーンがありますが、今回は、最初から撮影していた訳ではありません。
遺骸に口を付けようとせずに、挨拶をするかのように、ひたすら首を振っている姿がとても印象的で動画に撮りました。
ウキゴリは肉食魚なので目が前の方に付いているので、もしかしたら仲間(カメ)だと思って挨拶したのかな…なんて思ったり。
魚なら、魚の匂いがするのなら、なんだって食べる…のではなく、ちゃんと様子を見て食べるかどうかを選択している。そんな姿を見てもらい気持ちもあり、この映像を使用しています。
この動画を撮った時点では、死因が全く分からなかったのもあって、食葬時には申し訳なさと原因が分からないことへの不満や自分への嫌悪感が凄まじかったです。
だからこそ、自分で食葬することで、突然死として死因を有耶無耶にすることなく、きちんと自分なりに納得出来る原因を突き止められたのだと思います。
育てている子との別れはとても辛いことで、何度経験しても慣れることはありません。
別れの原因が自分ともなれば辛いだけでなく自責の念に潰れそうになります。
動画内に「亡くなった命を無くなったことにはせずに」というフレーズがあります。その身を頂くことで命を繋げるという意味で使っています。
育てていた子の死を、普段から動画を見てくださって応援してくださっている方達に報告するか否かは投稿者の自由ではありますが、自分は報告するのを投稿者としての義務だと思っています。
死の報告をせずに有耶無耶にすることは、その子が自分の子だったことを否定する=無かったことにすることと同義だと思っているからです。
とは言ったものの、動画での報告は編集時に何度も何度も、その子が死んだことを自分の口で文章で視覚で確認することになるのでとてもしんどいです。
自分が原因となれば尚更、自分のしでかしたことや間違いを反芻しないといけないので苦痛で逃げ出したくなります。
だけども、実際に死んでしまった子達のことを思えば自分が弱音を吐くのはお門違い甚だしいことこの上無い。
先程、育てていた子の死を報告するのが投稿者としての義務だと思っているという話をしたけれども、これはあくまで自分の気持ちであって、他の方に押し付けるつもりは毛頭ありません。
専業YouTuberの方の多くは、今居る子達の生活を守る為に「普段通り」を貫かないといけないことが多いと思います。
自分は専業YouTuberではないから、ゆっくりと自分の気持ちが落ち着くまで休むことができるけれども、
動画投稿した際の広告収益で、育てている子達の生活費を賄っている人達は、育てている子の内のひとりが亡くなっても自分みたいに数週間塞ぎ込んだりできないのが大変だな…と思う。
どれだけ辛くても動画投稿し続けないと他の子達が生きていけなくなるし、暗い顔や声で動画を撮るわけにもいかないから今いる子達を守る為に無理矢理笑って繕っているんだろうなって。
もしかしたら、亡くなった報告をした後も普段通りを無理にでも貫こうとすれば、それに対して不謹慎だとか言われるかも知れない…という恐怖心から、亡くなったことを報告できずに隠さないといけないってなっているのかもしれません。
心とチグハグな言動は精神を酷く傷めるから、休息をとれてない方達がとても心配です。
上手く言えないけども、自分が言いたいのは、報告するのが必ずしも正義ではないってこと。
だから、どうか、報告する派の自分にそれなりの理由や信念があるのと同じように、
報告しない派の方にも、それなりの理由や守らないといけないものがたくさんあるからこそ、報告しない・できない…のでは?ということを考えたり、分かってあげて欲しいです。
「僕は飼育箱の神になるッ!」は、自分がチャンネルを立ち上げた頃から概要欄に記載している文言です。
いつになったら、飼育箱の子達を怪我も病気もさせない日が来るんだろう。
いつになったら、万が一の時でも飼育箱の子達の命を救える、神様みたいな存在になれるんだろう。
できるだけ自分の気持ちに嘘偽りなく正直に話そうと思ったのですが、あまりにも声も内容も感情的になり過ぎたので最後の方だけ、落ち着いた頃に話す内容を変えて別録りしています。
育てている子の死に直面する度に、「努力する」「尽力する」「頑張る」と言っているんだけども、何度も繰り返して公言すると軽い陳腐な言葉になってしまっていくのがとてつもなく怖い。
だけども自分にとっては嘘偽りない思いであって、そうしていくことしか出来ないので、これからも日々勉強しながら飼育箱の子達だけでも守り切れるよう精進していきます。
最初は、ウッキーが死んだことに対するショックから動画投稿とコメント返信を休止することにしました。
その次は、ウッキーの死因が分かるまで…。
ウッキーの死因が分かってからは自責の念から、とてもじゃないけれども「レロ夫」として活動できる状態ではなく休止していました。
休止中も、コメントでいろんな方から元気や叱責を頂き、まずは、コメント返信の場だけでも「レロ夫」で居ようと頑張れました。
動画やブログ記事を全然投稿していないのにも関わらず、チャンネル登録者数やブログ閲覧数が増える度に、本来ならとても喜ばしいことなのにも関わらず、焦りや申し訳無さを感じたのも事実です。
自分が休止中にチャンネル登録してくださった方の中には、自分が動画投稿を休止しているのを気にかけてくださって、新着動画の通知を受け取る為にわざわざ登録された方も居られると思います。
だけども、今回の動画は、ほのぼの系の動画を心待ちにしてくださっている方達にとっては衝撃的且つ、あまりにも「レロ夫」のキャラからかけ離れているため、誠に勝手ながら通知が行かない設定で投稿させていただきました。
まだまだ本調子とはいきませんが、一日も早く、飼育箱の子達のかわいらしい姿と楽しい動画投稿を、明るい「レロ夫」でお届けできるよう努めます。